• 2020年3月23日

宝生流、春の別会能

予定が雲散霧消する今日この頃ですが、昨日は宝生流別会に行って参りました。 鷺 装束付には白綾、また白箔を着付けに着とありますが、着付けは淡黄蘗のようでした。完全な白色を遠慮しているのでしょうか。 ワキが活躍する曲で、子方も大変なのですが、主眼はやはり鷺の乱。笛は一噌。森田流では初段にヒシギがあるのですが、一噌では吹かないようでした。あるいは若鷺と老鷺の区別があるのかもしれません。 舞は実質四段で、 […]

  • 2020年2月28日

第六十五回 同明会能

今年も行ってきたので何曲かを簡単に振り返り。今回は能は出なかったので、やや上級者向けな会でした。 老松 高橋忍先生。金春流の地謡の作法が草の構へだったのが衝撃。能も舞囃子も同じなんですね、仕舞はどうなのでしょうか。 キリは「千代に八千代にさざれ石の、がシテ謡いでした。 とはいえ囃子は普通に短地を打っていました。ここは寸法的には、金春太鼓だとよく、カケ切→刻付→半打切カシラを打つのですが、こういう例 […]

  • 2020年2月20日

仕舞の稽古、小鍛冶1、謡の稽古、東北1、歌占1

先週末に稽古を受けたのでメモ。 小鍛冶 事前に型付けに目を通した限りでは、「即ち汝が氏の神~辺りの型の流れがいまいち腑に落ちていませんでした。 しかし稽古を受けて気づきましたが、小鍛冶はワキヅレがワキ座に居て、ワキが地謡座前に居るのですね! 「即ち汝~の汝はワキを指していますが、「勅使に捧げ申し、の勅使はワキヅレを指しているようです。 なので「即ち汝~、と地謡座のワキへ巻ザシをした後、改めてワキ座 […]

  • 2020年2月19日

笛の稽古、楽6

楽を通しましたが、未だに考えながら吹いているので、ところどころ詰まってしまいます。 苦手なのは主に二段オロシと三段全般です(弱い)。 次の稽古はひとつき後なので、さすがに次はトチらず吹きたいですね。。 最後に邯鄲の掛を習いました。クサリの数は一緒ですが変化があって面白いですね。 そういえば今回の記事からマークダウンという記法を導入してみました。細かいことはよく分かっていませんが、殴り書きには便利そ […]

  • 2020年2月14日

ヤの間1

間の解説は、拍数の議論から始めるのが一般的ですが、敢えて文字数の議論から導入します。本稿では平ノリの本地を前提とします。 まずヤの間から。ヤの間は上の句6文字を処理する場合に用います。 表7.に本間とヤの間を掲げます。 上の句の文字数に着目すると、ヤの間の列では6文字(ろはにほへと)になっているのが分かります。 表.7 地拍子 甲 ヤの間 拍 本間 ヤの間 左手(○●) 右手(△▲)   い   […]

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