• 2020年5月2日

紹介、謡曲口傳

宝生九郎 1915 『謡曲口傳』 能楽通信社 リンクはこちら(国立国会図書館ウェブサイト) この連休を自宅で過ごされる方も多いと思いますので、今回は国立国会図書館デジタルコレクションのパブリックドメインから紹介。 デジタルコレクションから紹介するとキリがないのですが、使ったことがない方への紹介も込めて。 このデジタルライブラリは著作権保護の満了したパブリックドメインを多く取り扱っており、使い方によ […]

  • 2020年5月1日

紹介、一噌流唱歌集

一噌又六郎 1936 『一噌流唱歌集』 わんや書店 一噌流唱歌集は稽古で唱歌を引くときに重宝します。 本書は上下巻の構成で、 上巻が中之舞、男舞、神舞、盤渉舞、舞働、早笛、翔、下リ端、序之舞、鞨鼓、 下巻が大癋面、黄渉楽、神楽、神之舞、盤渉楽、盤渉序之舞、乱、獅子、 となっております。五段舞の三段オロシも載っています。 一噌流唱歌集は、わんや書店、檜書店のオンラインサイトで購入できる点も優れていま […]

  • 2020年4月30日

紹介、森田流奥義録

我が家の書籍を紹介していきます。大体、能関係の紹介になると思います。給付金の使い途に迷っている方は参考にして頂ければと思います。 まずは森田光風師の名著『森田流奥義録』。この本の優れた点は、森田流笛の技術、思想が体系的にまとまっていることです。本書は『要技類従』の続編にあたりますが、曲の解説自体は『要技類従』の方が詳しいです。本書は『要技類従』に比べると日本古来の祈りの概観把握に序盤の解説を割いて […]

  • 2020年4月15日

呂の分別

今回の話は宝生流に限った話になるかと思いますが、、、謡で呂の高さで謡うときに、謡本に予め呂の指図ある場合と、なき場合とがあります。 ざっくり、小段の出だし付近であれば「呂」と書いてあることが多く、小段の中盤以降はほとんど「呂」の記号は出てこない、という印象を持たれている方が多いかと思いますが、実は原則があり、区別されています。 この区別に堪能になって、雑学の域を出るかというと微妙なのですが、意外に […]

  • 2020年3月25日

笛の稽古、楽7、楽8

更新をサボっていたので、2回分まとめて。 先週、本日と笛の稽古でした。 先週から邯鄲の楽に入りました。 邯鄲は掛の譜が少し変化します、寸法は変わりません。また、先週は空下りの場合も習いました。 能の場合は、三段オロシあとは七クサリの手があって、更に四段の吹き返しの地を行き掛かりとなり、シテが台から下りて常座をサスあたりで太鼓が長地に上ゲ、地の手以下常の通り。 地の手に常の通りに太鼓長地を合わせたい […]

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