旧年最後の稽古は駒之段と薪之段でした。(今更ですが)
それぞれ2回通して稽古をつけて頂きました。
駒之段は大鼓の稽古で習っている手と自然に合うため、さほど問題はありませんでしたが、クセドメのハシリのコミを「聞きたれば、の2文字目の産み字で取るのが、苦戦しました。
薪之段は、謡が完全に入っていない状態だったため集中力を要しましたが、なんとか通して打てました。
謡に馴染んでいないと、引き音が長いときに、トリだったかどうか悩んでしまうシーンがあり、反省。
次は枕之段と玉之段を稽古することになりました。
ざっと浚ったところ、枕之段は心持の関係で一部変則的なところがあり、注意して覚える必要がありそうです。
玉之段の手は比較的素直なのですが、詞章の文字数の関係で、修羅ノリになった後の拍の割り付けが錯綜しているため、要注意です。
「逃げんとすれば守護神おっかく、の様に変な位置に句読点があると、途中から打つときに失敗しやすいですね。敦盛の「引っ組んで、などたまに出てくるトラップです。
寝てても打てる様に稽古中です