大鼓の稽古、高砂待謡2

先週末は台風が近づいておりましたが、関西に稽古に行きました。

関西は意外に穏やかな天気で、浜松の方が天気が悪いくらいでした。

大鼓の稽古では、前回に引き続いて高砂待謡を稽古しました。

打出し、三地、ツヅケノコス、カシラ二ツという手が初出です。

ツヅケノコスは四ノツヅケ系統の手ですが、ハア頭に前置する手のため下の句を切り捨てています。下の句を打たずに残しておくということでツヅケノコスの様ですね。いわゆる扣ヤドメ、キクヤドメなどの手のバリエーションだと思われます。

一通り稽古して今回で高砂は終わり、次は鮎之段となりました。

鮎之段はほぼ未知なので(国栖の素謡は習いましたが。。。)、非常に難儀しそうです。

新しい手としてはツヅケ、打カケ、コス頭、トメです。

打カケは他流では二拍を打ツメますが、観世流では二拍を打たないようです。

五拍にハ声がかかるのも珍しいです。石井流ではヤ声、他流では無声ですね。

とりあえずは鮎を謡えるようになるところから、稽古を始めたいと思います。
(宝生流と観世流とで詞章と間が幾分違いますが。。。)

また、他のお弟子さんの稽古曲(鉄輪)を謡わせてもらいました。森山先生の大鼓でも謡わせて頂き、色々と勉強になりました。マスクで二連続で謡うとかなりへとへとでしたが。

その他、新作能アマビエの台本を拝見しました、色々と工夫があって面白そう!どこかで観る機会があると良いのですが。

NO IMAGE