小鼓の稽古、羽衣クセ1

澤風会でいつもお世話になっております、住駒充彦先生の小鼓の稽古場に今月から通わせて頂くことになりました。
一時期、松本稽古場で稽古をつけて頂いておりましたが、私が暫く松本稽古場に行けていない状況にあり、新宿某所の稽古場にて再開させて頂くことにしました。

今回は羽衣クセを習いました。

家でペシペシするのと、実際に道具を使うのでは全く違いまして、小鼓は結構重く、左腕が辛いですね。。。そう言えば笛の稽古も最初のうちは笛が重かった記憶があります。
打たない間は、鼓を右手に預ければ負担が少ないそうなので、次回は意識したいです。

今日は道具の扱い方と、粒のお浚いもしました。

●「チ」左手で調べを半ばくらい握る。化粧のあたりを薬指で打つ。
△「タ」左手で調べを強く握る。化粧のあたりを全ての指で打つ(親指以外)。
㊀「プ」ポを圣く扱う
○「ポ」左手で調べを緩く握る。全ての指で打つ。打った後に調べに握りを一瞬強くしてまた緩める。(上手く行けば音が抜ける)

理論面では、一ツトリの後はカン三地、グアイなどの手のあとはカンツヅケ(三ドリも手に準ずる)、クセの打切前はグアイ(続いて大鼓カシラ二ツ)、上羽の2句前には手を打つ(羽衣は打切のあとクサリが短いため打たない)。

実践編では、一ツトリの声を返すのは粒を打った後が目安、ヲドリの㊀-○^○の㊀は圣メに打ち、コス手でハメた後の○-○^○はしっかりめに打つ。

○の握りですが、緩すぎても音が出ないので塩梅が難しいです。
各音色の精度はもちろんまだまだ甘いのですが、録音を聞いていると、掛け声がメっているのが気になりました。
自分では威勢良く掛けているつもりですが、、おそらく語尾が少し長く、力が抜けているのかなと思います。
大鼓の稽古にも通じそうなので、意識して直したいと思います。

次回は東北クセになりました。五ツの手が新登場です。

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