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ノート

  • 2019年9月26日

令和元年澤風会第十四回大会のメモ1、絵馬

9月21日に澤風会がありました。私は京都の会は第五回から毎年参加しており、今回が10回目でした。今年は比較的番数が少なかったようですが、能あり、舞囃子あり、独吟、独調、居囃子ありと、色々と盛りだくさんでした。東京から修行中の芸大の若手も応援に来てくださり、また見所には南山大学能サークルOGを始め神大、南女の現役も駆けつけて呉れました。 取り敢えず、自分の舞台を順番に振り返りますと、今回はOBOG連 […]

  • 2019年5月7日

noh A or B

連休最終日の昨日は先輩OB、後輩OG、私の3人で午前を使って自主稽古しました。 秋の社中会で連吟を予定している岩船を素謡で謡い、続いて各々の仕舞を一通り稽古しました。 私は次の仕舞を習っていないので、何気なく選んだ大江山の仕舞を舞いました。その講評にて「雲折り敷きてそのまま、のサシワケについて議論となりました。 一般にサシワケは、左にてサシ、右にてサシの所作が基本形です。 (1)サシワケながら下る […]

  • 2019年4月23日

桑弧蓬矢

桑弧蓬矢(ソウコホウシ)という言葉があります。男子の誕生に雄飛を願い、桑の弓で四方に蓬の矢を放った故事によるものです。 この言葉は、弓八幡の初同「桑の弓、取るや蓬の八幡山」を知っていればすぐに覚えられます。「桑の弓」が桑弧ですね。蓬矢はどこにあるかというと、「蓬の八幡山」に「蓬の矢」が掛かっています。 弓矢系の掛詞の類は、能に頻出です。身近な道具であったことが偲ばれます。 例えば七騎落の「忠勤の道 […]

  • 2019年4月20日

「西洋の自死」

ダグラス・マレーの「西洋の自死」の最終章だけ読んでいなかったので、読了。たまには、能に関係のない話。。 著者は「現代の経済国家が大量移民を防止することは可能であること、またそれが「不可避」なプロセスではないことを日本は示した。」と過大評価していますが、本書刊行後に出入国管理法が改正されたことには呆れたのではないでしょうか。 他国の文化よりも自国の文化の方が好ましいという態度が、最も穏健な解釈でも時 […]

  • 2017年11月9日

和綴じ本の修繕

 ぼろぼろになった和綴じの小謡本を修繕したので、謡本に用いられている四つ目綴じの方法を紹介致します。  まず、このようにボロボロになった和綴じ本は、綴じ糸をすべて引き抜きます。  とじ糸と、とじ針を用意します。ここでは、それっぽい色合いのとじ糸を用意しました。針は縫い針のように先の尖ったものよりは、とじ糸のように先の丸い方が向いていると思います。今回はNo.20の針を用いました。  目安となる糸の […]

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