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ノート

  • 2017年11月1日

謡本の背表紙

 そろそろ、投稿のネタが尽きて来ました。  謡本の背表紙はタイトルがないので、本棚に収納すると、目的の本を見つけるのが難しいですよね。  私も今までに、自作のラベルを貼り付けたり、色違いのフォルダに入れたり、色々な方法で区別にトライして来ましたが、自信作?を紹介します。  一見、何の変哲も無い歌占ですが…  背表紙が千代紙でした。これで一目瞭然です!

  • 2017年9月14日

橋弁慶のカシラ越イッセイ

 10月1日に京都の大江能楽堂で、師匠の社中会があります。私は橋弁慶の舞囃子を出させて頂くことになりました。  橋弁慶の舞囃子は本来、宝生流にはないのですが、近年作られた?そうです。「既に夜を待つ時も来て~「呆れ果ててぞ・・・が寸法になります。  師匠には、橋弁慶のイッセイ(カシラ越)が好きなので、イッセイの前からできないか相談したのですが、イッセイを入れるには能を出すしかないとの事でした。  カ […]

  • 2017年5月29日

東北

 和泉式部が主人公の曲と言えば、東北と誓願寺です。東北は私でも習える曲なので、よく稽古をしましたが、改めて調べてみると、色々と知らない事がありました。  驚いたのは、東北院は都の東北にある事が由来ではなく、法成寺の東北にある事が由来だという事。これはクセの冒頭がミスリードですね(言い訳)!

  • 2017年5月22日

鉄輪の研究2

 若手OB自主稽古で活用するため、鉄輪の詞章に出てくる字義を調べました。  斜脚が春雨であることは発見でした。斜めに降る雨を指しているのですねね、なるほど。  三十番神は一日毎に神様が持ち回るようですが、現代だと三十一日がある月があるので、もしかしたら三十一日は神が不在なのかも知れませんね。

  • 2017年5月18日

鉄輪の研究

 鉄輪、てつわではなく、かなわと呼びます。  頭に鉄輪を載せて丑の刻参りをする女性のお話です。  彼女は浮気する夫を恨んで呪いをかけるのですが、陰陽師安倍晴明によって逆に負かされてしまいます。  次の発表会での課題曲が鉄輪に決まりましたので、OB稽古会では鉄輪の研究も報告できればと思います。

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