仕舞の稽古、野守1、能の稽古、鶴亀1

昨日は、5ヶ月ぶりに舞の稽古を受けました@京都(小声)。
コロナ対策として、30分交代制でしたので、他のお弟子さんにお会いできなかったのは残念でしたが。。

久しく舞っていないので、リハビリを兼ねて激しめの曲の中から、野守を選択しました。

扇を二本使う曲はいくつかあり、大抵は剣と盾として用いますが、野守では鏡と打杖(うちづえ)として用います。

打杖の扱いには特殊な型はありませんが、鏡の持ち方、抱え方は特殊で、肘の張り方なども普段と異なるため、研究が必要です。

鏡がどこを照らしているか(向いているか)、が大事なので、細かい調整が必要です。

今回は一通り習えましたので、次回の稽古までに身体に叩き込みます。

翌年3月に鶴亀の能を出させて頂けることとなり、今回は能の型を、真来序からキリまで、一通り習いました。

鶴亀は謡本にして6ページ半の短い曲ですが(多分1番短い曲です)、シテが本格的に動き始めるのは、謡本5ページ目あたりからです。

子方扮する鶴と亀の舞に気を良くした皇帝が、自らも楽とキリを舞うのですが、普段の型とは異なり、狩衣の露を取ったり、袖を巻いたりと色々と変化があるため、習いたての楽はもちろん、舞い慣れたキリですら新鮮な驚きがありました。

まだ咀嚼できていないので、しっかり復習します。

本日は京都で、観世流大鼓方の森山泰幸先生主催の、シテ方5流の比較公演を拝見しました。和気藹々とした非常に良い会でした。覆面での謡い、囃子は大変なはずですが、先生方の熱気は、覆面の不利を感じさせませず、さすがプロと感動しました。

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