先週末に稽古を受けたのでメモ。
小鍛冶
事前に型付けに目を通した限りでは、「即ち汝が氏の神~辺りの型の流れがいまいち腑に落ちていませんでした。
しかし稽古を受けて気づきましたが、小鍛冶はワキヅレがワキ座に居て、ワキが地謡座前に居るのですね!
「即ち汝~の汝はワキを指していますが、「勅使に捧げ申し、の勅使はワキヅレを指しているようです。
なので「即ち汝~、と地謡座のワキへ巻ザシをした後、改めてワキ座のワキヅレに刀を届ける、という動きになるようです。
勅使とワキが同一人物だと勘違いしていたようです(/ω\)
何度も謡っているのに、ぼーっとしすぎですね。能も観たことがあるはずなのに。。。思い込みは怖いです。
東北
OB1〜2年目が多く、なんだかフレッシュでした。軽く謡うには口慣れが必要ですね。
歌占
舞囃子の地謡に入らせて頂きます。クセは単純に節が難しいですね。「故人を数ふれば、は地拍子の認識に齟齬があったので、気を付けます。
歌占クセは三難クセと呼ばれています。一般には花筐、歌占、白髭のクセを指しますが、宝生には白髭がないので、代わりに山姥にしています。
難しいクセであれば、老松や東岸居士なども厳しい曲ですが、三難クセはいずれも観阿弥作のクセ舞であるという統一性があるようです。「李夫人の曲舞」「地獄の曲舞」「白髭の曲舞」。山姥は世阿弥作でしょうね。
御し難い節をつけることから転じて、難癖を付けるという言葉が生まれた。。。という説も聞いたことがあります。。。本当でしょうか?
本番までの稽古は残り1回なので、復習に励みます。