• 2017年10月30日

鉄輪 貴船の宮に参らん

 またも今更ですが、今夏に貴船神社に参詣しました。御朱印シリーズとして記事にします。  今年の10月、京都澤風会で鉄輪の連吟を出しました。   京大宝生会では大きな曲を出す際に、気合を入れるために現地で合宿したり、旅行したりする伝統があります。今回の貴船参詣は鉄輪の現地取材が目的でした。  メンバーは京大宝生会OBOG4人。鞍馬山から下山し、貴船川を越えるルートで貴船神社に詣りました(鞍馬寺の記事 […]

  • 2017年10月29日

融 仙台旅行、塩釜神社

 今更なのですが、別会で融を拝見したので、このタイミングで塩釜神社参詣の記事を書いておきます。  今年の5月に仙台の友人を訪ねました。能楽部時代からの友人で、私は宝生流、彼女は喜多流なのですが、流儀は違えど所詮は水波の隔て、能楽談義で大盛り上がりしつつ謡曲史蹟を探索しました。  仙台の観光スポットは色々あるのですが、謡曲史蹟となると選択肢が少なくなります、しかし仙台には融や松風などに登場する千賀の […]

  • 2017年10月27日

毎日毎夜の稽古

 この1週間は敦盛を毎日謡っています。学生時代に連吟でワキを勤めたり、舞囃子の地頭を勤めたり、私にとって相対的に稽古回数の多い曲です。なぜ敦盛を稽古しているかと言うと、、、  京大宝生会OB会は毎年2月に東京で新年会が催されるのですが、ベテラン揃いなので選曲が厳しい事が多いです、例えば昨年のラインナップは老松、箙、班女、唐船、望月でした。いずれの曲も20分程度の素謡ですが、素謡範囲は直前にならない […]

  • 2017年10月26日

宝生会秋の別会能メモ

10月22日の宝生会別会を拝見いたしました。数年後に読み返した時に思い出せるようにメモしようと思います。今回、筆記具を忘れる痛恨のミスのため色々と記憶が曖昧。 曲は安宅延年の舞、鸚鵡小町、融遊曲でした。2回分の別会を見るくらいのボリューム。当日は大雨でしたが、見所は7~8割くらい埋まっていました。   安宅延年の舞 シテ:宝生和英 同山:筆頭・辰巳満次郎 以下合計八名 子方:水上逹 ワキ […]

  • 2017年10月3日

澤風会の感想

 先日の京都澤風会で舞囃子橋弁慶シテ、連吟鉄輪の平地、舞囃子杜若の平地を勤めました。  橋弁慶のビデオを見ると、2年前の澤風会で安宅の仕舞を舞った時よりも、弁慶らしく舞えたと感じました。どっしりと舞う事をテーマに稽古していましたが、まだまだちょこまかとした動きも見受けられるので、研究を続けたいと思います。  杜若はキリの謡で未だ感じたことのない高揚感を感じました、プロの中に混じって謡わせて頂けた事 […]

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