乙形式(仮称)のヤの間も念の為、掲示します。
乙形式は宝生流(もしかしたら喜多流も?)の地拍子になります。
宝生流を習われている方は、地拍子に取り組む場合、甲乙の二通りの地拍子を打てるようになっておいた方が良いです。
書籍に拠って学ぶ場合は、ほとんど甲形式で記載されています。
ただし、実際の謡いは乙形式となることも多いです。
表8 地拍子 乙(宝生流) ヤの間
拍 | 本間 | ヤの間 | 左手(○●) | 右手(△▲) |
い | ||||
1 | │ | 。 | △ | |
ろ | ろ | |||
2 | は | は | ▲ | |
| | | | |||
3 | に | に | △ | |
ほ | ほ | |||
4 | へ | へ | ▲ | |
| | | | |||
5 | と | と | 〇 | |
ち | ち | |||
6 | り | り | ● | |
ぬ | ぬ | |||
7 | る | る | 〇 | |
を | を | |||
8 | 。 | 。 | 〇 |
図表が見にくいと思いますので、いずれ整理して項を改めたいと思います。
本地のヤの間で重要なのは、上の句が6文字である、という感覚です。
甲乙、いずれも一文字めのタイミングは一緒です。