鞍馬天狗 明けなば寺へのぼるべし

 昨日の記事と時間的に前後が逆になりましたが、貴船神社に向かう前に鞍馬寺にも登りました。
 貴船神社から歩いて行けない事もないのでついでに、また夏に太鼓の発表会で鞍馬天狗を打つ事になっていたので、その願掛けも兼ねて訪れました。

 昼間に意気揚々と叡山出町柳駅を発ち、鞍馬寺の駅を降りると、大天狗(物理的に)がお出迎え。天狗の山に来た感がしますね。

 ちなみに駅には月岡芳年の絵がいくつか展示されており、澤風会で出させて頂いた橋弁慶の絵がありました。その他、鞍馬天狗、吉野静、船弁慶、熊坂などの謡曲をモチーフにした有名な絵がいくつか。面白いです。

 駅を出て暫く参道を歩くと門があり、愛山料を払うとそこからは長い長い山登りタイムが始まります!本殿まで険しい道のりで、牛若丸は本当に健脚だなあと思い知らされます(笑)。麓の駅前で購入したペットボトル2本がすぐに無くなってしまう位、汗をかきました。

 20分ほど歩いたら、本殿に到着!記念に鞍馬天狗を奉納しました。追っ下す型。

 床の模様がなにやらパワースポット感ありますね、金剛床というそうです。太鼓の発表会は力強いと講評を頂きましたが、パワースポットのおかげかもしれません。

 本殿で恒例の御朱印を頂きました、面白いことに、寺務所の方はかつて観世の謡いを習っていたとの事で、鞍馬天狗の謡本をお渡しすると、喜んで御朱印を書いて下さいました。

 尊天と書いてあります。尊天とは宇宙エネルギーとの解説でした。何やらパワースポット感がありますね(2回目)。また、御朱印とは別に御詠歌も賜りました〜。また事務所の方に伺った話では、本殿脇にある小さな舞台で、謡曲愛好家の会が催される事があるそうです。いつでも使って下さいとの事でした。いつか、謡い会を開きたいですね。愛好家の奉納額がいくつか並んでおりました。

 さて、本殿参拝を終えた後は貴船神社目掛けて一直線。と行きたいのですが曲がりくねった山道を進む事になるので、一直線ではなかったです。そして道中、思わず謡いたくなるパワースポットが…(3回目)

 不動堂の謡曲史蹟保存会の駒札に敬意を表して、一同全力で「その如くに和上臈も〜キリを謡い上げました。
 こんな感じで、面白そうな所にゆるりと寄り道しつつ、山を下りますと遠くから幽かに水の音が。歩みを進めると、視界にちらりと川陰が見えて参り、遠かった貴船も近いと分かるや、一同の足並みも自然と早くなり、寄り道した割には予定よりも1時間ほど早く貴船に着いたのでした〜

 貴船神社の報告は前日の記事をご覧ください。

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