またも今更ですが、今夏に貴船神社に参詣しました。御朱印シリーズとして記事にします。
今年の10月、京都澤風会で鉄輪の連吟を出しました。
京大宝生会では大きな曲を出す際に、気合を入れるために現地で合宿したり、旅行したりする伝統があります。今回の貴船参詣は鉄輪の現地取材が目的でした。
メンバーは京大宝生会OBOG4人。鞍馬山から下山し、貴船川を越えるルートで貴船神社に詣りました(鞍馬寺の記事は日を改めて書きます)。一日中歩き通しで、各自、牛若丸の健脚を忍びつつ。鉄輪の道行きにもある通り、貴船川の橋を過ぐれば程もなく貴船の宮に着きにけり。
短冊が見えます、訪れたのは7月末でした。汗をかきつつ歩いて来ましたが、貴船川沿いは非常に涼しく、癒されました。
こちらで、御朱印を頂きました。鉄輪の謡本ですが、花に彩られて可愛らしくなった気がします。鴨川の水上にあたるので、水神と書いてあります。
貴船は少し離れた場所に奥宮もあります。ここまで歩く頃には少し昏くなり、この季節限定の夜間ライトアップも始まっておりました。
奥宮の神楽殿近傍にて、京大OBOGによる鉄輪連吟奉納。輪になってしっかりキリまで謡いました。「いでいで命を取らん」の辺りで近くを通りかかられた方には申し訳なかったです。現地調査と連吟奉納を終えて、最寄りの駅まで雨に打たれながら30分程歩き、出町柳にて無事解散。
また後日、鉄輪の井戸にもOBOGで訪れました。井戸は京都の下京辺にあります。鉄輪のシテの道行はここから始まるようです。グーグルマップの計算では夜10時頃に出発すれば丑三つ時に貴船神社に着きそうです。いずれは鉄輪の井戸から貴船神社に詣る会を企画したいですね、我こそはと思わん者の参加をお待ちします。