融 仙台旅行、塩釜神社

 今更なのですが、別会で融を拝見したので、このタイミングで塩釜神社参詣の記事を書いておきます。

 今年の5月に仙台の友人を訪ねました。能楽部時代からの友人で、私は宝生流、彼女は喜多流なのですが、流儀は違えど所詮は水波の隔て、能楽談義で大盛り上がりしつつ謡曲史蹟を探索しました。

 仙台の観光スポットは色々あるのですが、謡曲史蹟となると選択肢が少なくなります、しかし仙台には融や松風などに登場する千賀の塩釜がありますよ。と言うわけで塩釜方面へ出かけ、塩釜神社に詣ることにしました。参道の長い階段を登ると立派な拝殿が、、、

 写真のように左宮と右宮に分かれていたのですが、河原左大臣に肖って左宮へ。。。御朱印も頂きました。

 お気づきだと思いますが、宝生流の謡本ではございません。実はこの可愛らしい謡本は、友人自作の喜多流一冊本です(※私的使用のための複製です)。とても素晴らしい出来のため、記念にこの謡本に御朱印を頂く事に致しました。塩釜神社の御朱印は見開き2ページなので、舞アトの仕舞部分に。陸奥の国、一の宮と書いてあります。

 帰りに、籬島にも寄りました。融は本当にこのサイズの島を庭に作ったのでしょうか…

 また融の詞章には「面白やあの籬島の森の梢に、鳥の宿し囀りて」とありますが、その鳥の正体は…ウミネコでした。にゃーにゃー。

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