先週末は、桜川の舞囃子を稽古しました。
4月に、松本の邦楽イベントで舞う予定です。
クセは10年前に習ったはずですが、当時は稽古熱心ではなかったようで、全く覚えていません (反省)。
網之段は初めて習いましたが、3か所ほど難しいところがありました。
「三吉野の、で後ヲサシの一連の動作と、「掬い集め、で一ツ掬ウ型の前後、他に心持として「これは木々の花、あたり。
来月の稽古までに身体に叩き込まなくてはなりません。
今回から、型付けに足数などをしっかりとメモするようにしました。その時は覚えていても、10年やらなければ忘れるという教訓を得たので。
ブログで細かいメモを書いておけば後で自分の振り返り用としても便利なのですが、本来は細かい型付けは師匠の資産ですから、基本的にはブログでは第三者が再現できない様にしか書かないようにしております。
とは言え面白い話もありましたので、少し書かせていただくと、、、「(掬い集め)持ちたれども、で扇を両手で持つ型ですが、両手で持つ似たような型は、概ね3パターンに分類できるそうです。
(1)笠之段、富士太鼓のパターン、(2)(七人)猩々のパターン、(3)半蔀のパターン、それぞれ扇の角度が異なるようです。
(1)は扇で笠を代用する場合、(2)は酒を酌んだ盃を扇で表す場合(松虫もこの範疇でしょう)、(3)は特殊、と考えられます。
網之段は(2)のやり方になります。広義に、何かを酌んだり掬ったりした場合はこのやり方なのかな、と思います。
その他、色々な話題があったのですが、、、
一つ、稽古場に男物の着物が山積しており、どうやら郁代先生のお知り合いの方からの頂き物のようでした。
その中から、サイズの合うものを頂きました。しかも大島の高級品。その後、セットの羽織も発掘されたようで、次回の稽古で頂戴することになりました。まことにありがたい限りです。
も一つ、かねてより考えていた稽古会の発足を相談したところ、ガンガンやった方がいいとの後押しをいただきましたので、こちらも始動させていきたいです。
ブログでもいずれご報告できるかと思います。