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地拍子

  • 2020年1月31日

和歌いろいろ1

和歌といえば五七五七七ですが、能において平ノリで和歌を詠むには工夫が必要です。 能のリズムは七五調なので、完璧には和歌に対応出来ません。 和歌をよく見ると、五「七五」七七なので、「七五」の部分は本地本間の一句が対応しそうと言うのが分かります。 なのですが、、、そうすると前後に不穏な文字数が残ります。「五」と「七七」です。 実は「五」の処理は簡単で、ヤの間のトリ一つ持ってくるだけです。 ヤの間のトリ […]

  • 2020年1月30日

ヤヲハいろいろ4

平ノリ本地の当ヤヲハで重要なのは羽衣クセアゲハ「君が代は、のような本地全体を用いた5文字のパターンです。 当ヤヲハ5文字のパターンの特徴は、終始感があることです。本地一句に5文字を謡い込むというテクニカルなことをしている割には息に無理がなく、綺麗に第8拍に句読点を取れるので、字句は本間となります。 類型にヤアの間を用いた5文字パターンもあります(このパターンは地拍子上、厳密には数パターンありますが […]

  • 2020年1月29日

ヤヲハいろいろ3

当ヤヲハはトリ以外では殆ど登場しないのが特徴です。 表の拍から謡い出しとなる間は、半声の間(第8拍謡い出し)、当ヤの間(第1拍)、ヤアの間(第2拍)、当ヤヲハの間(第3拍)の4種類が知られています。 この内、半声の間とヤアの間は、文字数と節扱いの関連において共通点があります。 例えば紅葉狩クセ「立ちわづらへる、は上の句7文字であり、(地拍子だけで考えれば)本間の謡い出しも可能です。 しかし文頭に増 […]

  • 2020年1月28日

ヤヲハいろいろ2

前回の記事では触れませんでしたが、文頭が増節でありながら聞くヤヲハになるパターンとして、上の句が二文字で、かつその二文字とも二ツ引き、というものがあるので紹介します。 敦盛キリ「馬引返し、舎利中入「足疾鬼とは、にあります。 聞くヤヲハは、当りヤヲハではない普通のヤヲハのことです。宝生流では使われない表現かも知れませんが、文章においては当りヤヲハと区別しやすいメリットあり、便宜上、使用しています。 […]

  • 2020年1月27日

ヤヲハいろいろ

大小の手附と言うのは、多くは観世流の謡に準拠して作成されているようです。 宝生流の謡を習っている人が八割の手附を相手にして苦戦するのは、下の句四文字の場合の辻褄の合わせ方の違いと、ヤヲハのトリではないかと思います。 下の句が字足らずの場合、観世流と宝生で下の句の節(というより間の使い方?)が異なるので主に小鼓を習っている方は苦戦する印象です。 そして個人的に不思議なのが、ヤヲハのトリで、実は宝生流 […]

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