• 2019年7月22日

大和木双会 第五回記念 林木双会

一昨日、稽古の都合で京都に居りましたので、幸流小鼓方林大和先生の社中会、林木双会に行って勉強して参りました。発見のあった舞台をいくつか紹介。 船弁慶 シテ:上田拓司 笛:杉信太朗 小鼓:社中 大鼓:渡部愉 太鼓:井上敬介 謡:浦田保浩 浦田保親 深野貴彦 色々と考えさせられたのは、観世の船弁慶の舞囃子です。キリの終盤で、宝生の様に長刀をステて太刀に持ち替えず、いわゆる前後之替の型で舞っているようで […]

  • 2019年7月20日

舞囃子の稽古、絃上2

先週、澤田先生の稽古を受けました。 稽古場は懐かしい顔ぶれもあり大盛況だったのですが、稽古順が最後だったので、過去一番の駆け足で稽古しました(笑)。特別に早舞の能の型を習いました。 初段までは舞囃子と同じ。初段オロシあと、大左右で地謡座前に到着したところで、左袖返す。これは男舞など、他の舞でも見る型です。拍子踏んで、スミに向き直って、袖払い、スミへ出、拍子踏んで常の如く段。二段あと、左でサシの如く […]

  • 2019年7月12日

囃子のはなし、カケ切1

地拍子よりも囃子を解説してほしいという要望もあり、順不同で囃子の手を紹介して行こうと思います。 何から説明しても良いのですが、囃子謡に馴染みのない方を想定し、平ノリにおける間の手から説明します。 間の手とは、謡い出しの間あるいは引き音の間に係る手になります。平ノリの間の手は主に大鼓の専権で、頻出の手は数種類なので、ぜひ覚えたいところです。 まずは「カケ切」(カケキリ)です。手は下記です。一応、大鼓 […]

  • 2019年7月10日

令和元年 全宝連 船弁慶、後之出留之伝

先週、全宝連の応援に行って参りました。 比較的レベルの高い舞台が揃っており感心。京大は大過なく、各々の舞台を全う、舞囃子も大きな事故なし。東大の連吟ならびに仕舞のレベルはこの数年で飛躍。人数が少ない大学も良く頑張っていました。2日目の鑑賞能、船弁慶、後之出留之伝のメモを起こします。 船弁慶後之出留之伝 シテ:辰巳満次郎 子方:学生 ワキ:原大 ワキツレ:久馬治彦 間:泉慎也 笛:貞光智宣 小鼓:高 […]

  • 2019年7月9日

笛の稽古、船弁慶前1

笛の稽古でした。8月の笛の会の稽古として、船弁慶前を習いました。寸法はアゲハから中入までです。作法と合わせて稽古。高音三鎖と、日シギ高音が新規の手です。アシライながら囃子や謡の聞き取りをするのが難しいのですが、音を引くだけの時に、謡と大小の現在位置を確認すると、比較的合わせやすいことが分かりました。 中之舞は二段オロシで間違える可能性が高そうですが、幸流小鼓相手であれば三受と結に集中すると分かりや […]

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