小鼓の稽古、枕之段1、鐘之段1、玉之段1

先月の小鼓の稽古は3曲同時並行でした。

枕之段は大鼓の扣(orキク)の前の(片)ツヅケを扣える点と、大鼓の扣の中で甲ツヅケとなる点を意識しておけば、カシラ組は本地に五カシラばかりなので手なりでなんとかなります。

「恥ずかしや、の部分だけ地ノカシラなので注意ですが、シマルので多少ボンヤリしててもなんとかなります。

鐘之段も概ね手なりでなんとかなります。「百八煩悩、は三トリとなりますので、五カシラを打った後にノベないように注意が必要です。また「後夜の鐘~以降の地拍子が混雑しているので、考えて打つと失敗すると思います。

「生滅滅已、は私が謡を習ったときは「己」にンを入れる感じで不引ヤ風に扱ったので、「滅么ン己、の「ン」でコめばヲドリを打てると思います。

不引ヤ風にしない場合もあるのかも知れません。その場合は「么」でコめば良いと思います。八島キリの「兜の、なども謡い方が色々(東京vs.関西&金沢?)あるので、似たような感じだと思います。

玉之段も合掌する辺りまでは、大鼓の間の手やツヅケを聞いてからで間に合うので手なりでなんとかなります。謡や手はもちろん覚えていますが、緊張して頭が真っ白になる可能性もあるので、大鼓と手が合うところは保険が利いて有難いです。

中盤までは、途中に一ツトリがあるのと、「さすが恩愛の、で間違えてトリを打たないようにするくらいでなんとか行けます。

しかし中ノリになってからは結構難しいです。取返シを打ったらノベないようにして甲ツヅケ、がまず注意点。

以降ツヅケが続きますが問題は「剣を捨ててぞ伏したりける、で地ノカシラ、「人々喜び、で入レ違イに上手く派生できるかどうかです。

それぞれ2回ずつ合わせ(鐘之段は1回)、特に間違えなかったので、次に進むことになりました。

囃子は丸々覚え込むというよりも、要所〃で、この曲はこのパターン、という風に理解すると効率的に覚えられると思いますし、その方が結局安全です。

曲を覚えると言うよりは、パターンを覚えるのを意識しながら稽古すると良さそうですね。

次回は富士太鼓と花月です。浚った感じでは富士太鼓は素直ですが、花月は結構難しそうです。頑張りますo(・ω・o)

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