第七回澤風会東京大会・郁雲会大会

先の連休中に、1年ぶりの澤風会がありました。

澤風会は例年、3月に東京で舞台、9月に京都で舞台があります。今年は3月に舞台ができなかったため、東京の会が9月に延期された形となります。翌年は3月に京都で会があります。ちょうど半年入れ替わった感じです。氷室キリみたいですね。

前日に東京入りし、運良く仕舞の稽古も受けられましたので、かなり余裕を持って本番を迎えられました。

今回の舞台はコロナ対策として、初の三部制でした。幕間に見所の扉を解放し換気を行い、楽屋の演者も総入れ替えをし、楽屋に人が屯しないように配慮されていた他、受付では検温とアルコール消毒なども備えられておりました。

私は第1部に野守の仕舞を出させて頂きました。久々の仕舞でしたが、いいリハビリになりました。動画を見返すと、前日に指摘された点も概ね直っていたので良かったです。東京の大OBから、型と型の間の集中力を切らないように、とのご講評を頂いたので、もっと精進できそうです。

第2部と第3部は、切戸口担当になりました。

第2部の連吟土蜘は、役謡の何名かが、コロナの影響で出演できなくなってしまい。。。そこで、zoomを使った遠隔連吟となりました。
具体的には、澤田先生の携帯にスピーカーを接続し舞台上に設置し、リアルタイムでzoomに接続しておいて、舞台上の演者と掛け合いをする、といった形での上演でした。切戸で聞いていてもスピーカーの声量は申し分なく、タイムラグは心配でしたが、ほとんど気にならなかったです。電波が悪いのか、途中で途切れることもありましたが、良い舞台でした。


第3部は来殿の連吟にも当たっていたので、高見台用の鬘桶の出入りも任されました。動画を見返すと鬘桶の持ち方が汚い…これまで全く意識していませんでしたが、鬘桶の持ち方も綺麗な方法があると思うので、次に能をみる時は後見の所作もしっかり見ておかなければ、と思いました。

また、来殿では地謡は覆面着用でした。覆面は初だったのですが、謡い易くするためにスペーサーが付いていたので、普段のマスクよりも楽に謡えました。

覆面は持ち帰ったので、次の稽古場で使おうと思います♪

その他、今回は仕事場(東京勤務)の先輩方をお誘いし、第1部にお越し頂きました。みなさま能を観るのは初めてだったようなので、しっとり系の三番目ではなく野守にしておいて良かったです☺️

しかも差し入れも頂いてしまいました。ペットボトルの純米酒、初めて見ましたが面白いですね👍
軽くて割れない、そして美味しい、最強です。肴に秋刀魚のさんしょ煮も頂いてしまいました!みなさま、ありがとうございました!

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