高砂の舞囃子の稽古を始めるにあたり、引かれている歌の整理
我見ても久しくなりぬ住之江の岸の姫松幾代経ぬらん
伊勢物語117段 むかし、帝、住吉に行幸したまひけり
むつましと君はしらなみみづがきの久しき世よりいはひそめてき
大御神、現行し給て(上記の返歌に)
西の海やあをきが原の汐路より現れ出でし住吉の神
続古今集 卜部兼直
松根に倚って腰を摩れば
和漢朗詠集 橘在列
倚松根而摩腰
千年之翠満手
折梅花而挿頭
二月之雪落衣
「我見ても〜」の歌と、「松根に倚って腰を摩れば〜」は、そのまま謡に引かれています。