シテの花の1巻が発売されました

ちょうどYouTubeで紹介していた範囲までが掲載されていました
シテの花をご存じない方向けに説明しますと
少年誌史上初の能「能」漫画
ということで業界で話題になっている漫画です
高校生のプロダンサーがダンスの世界を諦め、縁あって能楽の世界に傾倒していくというストーリーです
能楽漫画と言いますと「花よりも花の如く」(愛称:花花)という漫画が有名でして
花花は花とゆめレーベルですので、少女漫画という括りでしょうか
対して「シテの花」は「週刊少年サンデー」ですので少年誌ということになります
花花は2001年からの連載でつい先月完結したので、延べ24年間という長期連載でした
私は大学に入学した2010年頃から読み始めましたが非常に面白い漫画です
花花とシテの花を比較しますと下記となります
シテの花 | 花よりも花の如く | |
レーベル | 少年サンデー | 花とゆめ |
主人公 | 高校生(素人) | 社会人(玄人) |
監修 | 宝生流二十代宗家 宝生和英 | 九世観世銕之丞 |
取材 | 宝生流 | 観世流 |
花花は舞台歴20年の若手が舞台経験、人生経験を積んで成長していくストーリー
シテの花は一般人(職業ダンサーが一般人と言えるのかどうかは果たして謎)が、能楽の道を志してこれから頑張る、青春(多分)ストーリーです!
宝生流に準拠して描かれており、宝生流の方だと、理解しやすいと思います
作中に何度も登場する宝生能楽堂(作中では宝華能楽堂)の描写も秀逸で、一度でも運ばれたことがある方は、再現度に驚かれると思います。
主人公のコタ君が純粋無垢で非常に微笑ましく、京大宝生会でも応援しています。
今後の発展に期待している漫画です!
本誌派あるいはサンデーうぇぶり派の皆様も、ぜひご購入してカバー裏を確かめましょう。若宗家のDAZE推しメンが暴かれていますので!?