令和元年、能と狂言の会

今週は能と狂言の会(能狂)を観に行きました。観世会館で能狂を観るのは久々です。舞台の講評は現役に伝えたので、概観をば。

初っ端の宝生会1、2回生連吟の紅葉狩は、よく揃っており、シテの一回生も前日の稽古より安心感がありました。

大物の竹生島は、地謡を堂々と謡っていたのが好印象。立ち方も稽古通りでした。舞台後に何箇所か気付いた点を指摘しましたが、おしなべて大過なく演じ切られたと思います。

宝生会の仕舞はいずれも危なげない出来で、特に胡蝶、葛城、八島は前日に比べて格段に良くなっていたので見事な対応力と感じました。

その他、私は今回は番外仕舞天鼓の副地を勤めました。出演者のみなさまが充実の舞台で見所を温めて下さったおかげで、気持ちの良い天鼓を謡えました。

トメの雷電は6人地ながら迫力がありました。聞いたことのない付祝言でしたが、あれが内外詣でしょうか。

舞台後の打上は、もう10年以上は使わせて頂いているいつものお店。栃木から駆けつけたT君も参加して呉れて大変盛り上がりました。

みなさま、お疲れ様でした。

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