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大鼓

  • 2020年11月15日

大鼓の稽古、鮎之段1

先週の大鼓の稽古では、鮎之段を習いました。 鮎之段は宝生流には仕舞がありますが、、とはいえかなりマイナーな類の小謡で、滅多に謡わないです。 国栖の一小段で、前半の見どころの一つなっています。謡いは七クサリしかないので短いですが、短い故に囃子の稽古には適しているのでしょう。 手としてはコスカシラトメという手があります。 このトメはコスカシラから続いてヤドメになるという、あまり見たことのない納め方にな […]

  • 2020年10月14日

大鼓の稽古、高砂待謡2

先週末は台風が近づいておりましたが、関西に稽古に行きました。 関西は意外に穏やかな天気で、浜松の方が天気が悪いくらいでした。 大鼓の稽古では、前回に引き続いて高砂待謡を稽古しました。 打出し、三地、ツヅケノコス、カシラ二ツという手が初出です。 ツヅケノコスは四ノツヅケ系統の手ですが、ハア頭に前置する手のため下の句を切り捨てています。下の句を打たずに残しておくということでツヅケノコスの様ですね。いわ […]

  • 2020年9月19日

大鼓の稽古、高砂待謡1

先週は、観世流大鼓方の森山泰幸先生の稽古場に伺いました。多方面でお世話になっている縁もあり、このたび正式に入門致しました。 大鼓を初めて触りましたが、結構堅いですね(当たり前ですが)、これは確かに手が痛くなりそうです。また、皮の角度を変えるだけで、鳴りが大きく変わるので角度を見つけるのが修行でしょうか。 今回は高砂待謡を習いました。手組みとしては、三地のほか、二、三の基本的な手が出て来ます。 三地 […]

  • 2019年7月12日

囃子のはなし、カケ切1

地拍子よりも囃子を解説してほしいという要望もあり、順不同で囃子の手を紹介して行こうと思います。 何から説明しても良いのですが、囃子謡に馴染みのない方を想定し、平ノリにおける間の手から説明します。 間の手とは、謡い出しの間あるいは引き音の間に係る手になります。平ノリの間の手は主に大鼓の専権で、頻出の手は数種類なので、ぜひ覚えたいところです。 まずは「カケ切」(カケキリ)です。手は下記です。一応、大鼓 […]

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