昨日は横浜能楽堂にて、OB会大会があり、色々と勉強させて頂きました。今回、出番はさほどなく、箙と玉之段の地謡、連吟鵜飼のワキツレ、独調羽衣の太鼓でした。
連吟は、先月の五雲会で拝見した鵜飼を思い出しながら稽古しました。今回、ワキツレの位取りが難しいと感じました。一冊丸々謡う場合は、シテやワキの謡が先にあるので、ワキより軽めに、という感覚で位取りできるのですが、今回の連吟はワキツレから謡い出しだったため、多分これくらい、という感じで謡いました。結果的に、概ね齟齬はありませんでした。ちなみに鵜飼の地謡は、鵜之段とキリの仕舞地の経験があれば、他に覚える地はほとんどないです。
独調羽衣はもともと、謡と小鼓だったのですが、小鼓方の先輩よりお声をかけて頂き、太鼓で加えて頂きました。謡は私の謡の師匠だったので、緊張しました。。付け頭でのクリ節などの扱いは参考になりました。幸清流の小鼓の手組は、段頭の掛け声が独特で、また幸流で言うところの結乙(幸清流では結初段)を多用するのも面白かったです。
舞台の後、1年ほど闘病中だった大先輩が顔を出して下さり、大いに盛り上がりました。意外にお元気そうで一同、安心しました。
打上は横浜中華街の牡丹園に行きました。最近、稽古に復帰されたOGが実は、はやぶさ2の軌道計算に携わっていることや、文月能の後に駆け付けて頂いた澤田先生の登場や、恒例の「イヨマンテの夜」など色々と盛り上がりました。また、未確定ですが、次のOB会大会は多分名古屋になりそうとのことでした。